くしゃみは腰には命取り!腰への負担は体重の約7倍。
椎間板ヘルニア・腰痛持ちの人にとって『くしゃみ』は命懸けです。一世一代、清水の舞台から飛び降りるぐらいの覚悟が必要です、くしゃみはそのぐらい腰に負担が加わり激痛を伴います。
座ってたり、近くに手を置いて体を支えるものがあればそれなりに大丈夫なんですが、歩いてたり・何もない状況では恐怖です。花粉が飛散する時期などは想像を絶する状況となります。
そこでどのくらい腰に負担がかかってるのか調べてみました。
くしゃみの腰への負担は体重の約7倍
くしゃみの腰への負担を調べてみると、以前にTBS系『カラダのキモチ』という番組で実験されてるようでした。番組MCは三宅裕司さん。三宅裕司さんも椎間板ヘルニアで手術と回復で半年ほどお休みされてのを記憶しています。この番組では第4・第5腰椎に加わる様々な負担過重を実験されていました。それを体重75kgに置き換えて計算してみました。
姿勢や行動:体重 75kg ×(腰椎に加わる負担過重の割合)で計算
- 立ち姿勢:約 53kg(71%)
- 座り姿勢:約 79kg(105%)
- 歩行:約 74kg(98%)
- 振り向く:約 83kg(110%)
- 階段:約 98kg(131%)
- あぐら:約 104kg(138%)
- おじぎや洗面台で顔を洗う動作:約 205kg(273%)
- 掃除機をかける動作:約 288kg(384%)
- ゴルフのスイング:約 411kg(548%)
- くしゃみ:約 525kg(700%)
やはりというべきか驚きの結果、くしゃみは体重の約7倍!!くしゃみでギックリ腰やあばらが折れたとか聞いたことはありますが、この結果だと納得です。
くしゃみは他の動作に比べて心構え無しに体重の約7倍の負担を腰にかけるので激痛を伴うのは当然です。
くしゃみの腰への負担を軽減する方法
くしゃみはノンストップに向かってきます。そのくしゃみに壁や体を支えるものが何もない状況で、体重の約7倍の負担になんとか立ち向かうには経験上、『前にかがみ膝に手を置く』または『しゃがんで片膝をつく』この2点で腰への負担を分散できます。
一人で歩いてて急に立ち止り片膝をつくのはかなり異様な光景です。。なんだ、この人は急に的な目線を感じます。でも、ヘルニアからの腰への痛みにはかえられません。
基本的にはくしゃみが出そうな時は全力で堪えるようにしてます。