アメリカでの黒人への人種差別が、ここまで根深いものだったのかと感じれる作品でした。人種差別をおおまかには知っていたものの他国の話ではあるし、年代的に少しズレてるので非常に浅い知識しか無かったですが、大統領の執事の視点を通して実にわかりやすく要約されていた知る事が出来ました。その執事役をフォレスト・ウィテカーが好演していました。
フォレスト・ウィテカーの老けていく様が実に素晴しい。
約40年分ぐらいをフォレスト・ウィテカーが演じるのですが、その変化が実に素晴しかったです。髪の毛もどんどん減っていったり、シワが増えたりとビジュアル的な老け方もさることながら、若い時のハツラツとした感じから、ベテラン執事になっていく様、晩年期の動きなど感動を盛り上げる要素でした。その他キャストも面白くマライア・キャリーやレニー・クラヴィッツもとても良い味を出してました。
フォレスト・ウィテカーと言えば、やっぱり『パニックルーム』が好きだ。
フォレスト・ウィテカーと言えば、ジョディ・フォスター主演の『パニックルーム』がやっぱり好きです、強盗なんだけど悪人ではないという役にピッタリだったから。また観たいなと思って検索してたら、子役はクリステン・スチュワートだったんですね。無事に有名女優に成長して何よりです。
脱線しましたが、『大統領の執事の涙』は、バラク・オバマが大統領になった事がどんなに凄く歴史的な事だったか実感できた作品でした。『Yes We Can』の重みを知る事が出来ました。