『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を観たら、『バタフライ・エフェクト』を思い出した。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を鑑賞しました。原作は日本とあり馴染み易いストーリーと、ハリウッド的な壮大なスケールの仕上がりに大変満足な作品でした。トム・クルーズは、ヒット作になるであろう作品を確実にヒット作にするスーパースターの一人であることと、ヒット作への嗅覚がハンパ無いんだなとも実感しました。
戦闘経験無しで戦地に放り込まれたら。
冒頭は戦地での戦闘経験が全く無いケイジ少佐(トム・クルーズ)が、初めて送り込まれた戦地にて死ぬ所からストーリーが展開していきます。死んだはずのケイジ少佐が、死ぬ一日前に何度も戻ることで、戦闘の経験値を増やしていき最強の軍人になっていくところが大きなストーリーです。
なにも戦地経験が無い状況の時のケイジ少佐の犬死の様が、日本が戦争にに巻き込まれたら、あっという間に自分もこんな感じで死んじゃうんだろうなって感じれる臨場感のあるシーンでした。
筋肉も美しい、エミリー・ブラントに惚れる。
英雄的軍人リタ・ヴラタスキを『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイを目の敵にしながらもなんか憎めない可愛い先輩役で出演していたエミリー・ブラントが熱演していました。今回が初の本格アクション作品とあり、作りこまれた肉体に惚れぼれするシーンの数々でした。でもやっぱりエミリー・ブラントを観ると、どうしても『プラダを着た悪魔』をまた観たくなってしまうのはなぜでしょう。
時間ループの名作といったら、『バタフライ・エフェクト』。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のストーリーの面白さは、失敗した現実を時間を巻き戻しリセットする事で成功させていく所なんです。この展開を観て思い出したのが名作『バタフライ・エフェクト』。
『バタフライ・エフェクト』も、どうやっても死んでしまう恋人を時間をさかのぼる事で救おうと試みるストーリーです。アシュトン・カッチャーとエイミー・スマートの悲しく切ない恋の物語を、また観たくなった人はきっと他にもいるだろうなと思ってしまいました。時間を巻き戻してやり直すことが出来たなら、次はこうしようと妄想するのは人間の性なんでしょうね。