『猿の惑星:新世紀(ライジング』のシーザー役俳優アンディ・サーキスの動きが猿そのものだった。
猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年/アメリカ)/ DAWN OF THE PLANET OF THE APES / 監督:マット・リーヴス
前作『猿の惑星:創世記』の続編となった『猿の惑星:新世紀』。今回も猿側の主役シーザーをアンディ・サーキスが演じていました。もはやアンディ・サーキスを無くして制作できないんじゃないかと思うほど秀逸な猿の形態模写でありモーションキャプチャ。動きもさることながら、その表情が何よりもスゴかったです。
馬に乗るときでもモーションキャプチャ用のスーツを着て撮影するアンディ・サーキス。これをどうやって本編の猿の状態に変化させるのか、昨今のCGの進化には感服ものです。
象徴的な猿の村でのシーザーの立ち姿。何度もこのシーンは登場しますが、その威厳たるや圧倒されます。
何よりもスゴかった顔の表情。顔アップのシーンではとても不思議な感情になります。猿なのに知的で感情があり、支配しているのか支配されているのか色々な感情が入り混じる圧倒的な演技でした。
アンディ・サーキスは他にも『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラムや『キングコング』のコング、渡辺謙が出演していた『ゴジラ』でもモーションアクターとして出演しています。