Netflixで「マネーショート 華麗なる大逆転」を鑑賞しました。
「マネーショート 華麗なる大逆転」は、世界経済を襲ったリーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人のアウトローたちの実話を基にして作られた作品です。
リーマンショックを映画作品で客観的に観ると、起こるべきして起きたことなんだと理解できる内容でした。
Filmarks 採点
★3.5
作品のあらすじ
映画『マネーボール』の原作者であり、アメリカを代表するベストセラー作家・マイケル・ルイスの著書「世紀の空売り世界経済の破綻に賭けた男たち」に基づく、世界経済を襲ったリーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人のアウトローたちの真実の物語。
THE BIG SHORT
上映日:2016年03月04日
製作国: アメリカ / 上映時間:130分
作品の感想
とりあえずリーマンショックの流れとその裏側で儲けた男たちのストーリーをコミカルにテンポよく楽しめた作品でした。
中心になる4人男たちのストーリーが微妙に絡みながらそれぞれの視点や思惑・葛藤を複雑になり過ぎず描いていていたので、1回目の鑑賞でも楽しめましたが、リーマンショック等の内容をネットで検索した後に2回目を鑑賞したらより楽しめるだろうと思います。
または、鑑賞前におおまかなリーマンショックの流れを検索して理解しておくと作品に入っていきやすいと思います。
作品中の村上春樹の引用文
作品中に村上春樹「1Q84」の文章が引用されているシーンがありました。そのシーンはリーマンショック前の景気の良い生活に浮かれている人々の様を描いた印象的な部分です。
引用文は以下の通り。
“Everyone,deep in their hearts, is waiting for the end of the world to come.”
誰もが心の奥底では、世の終末の到来を待ち受けているものだ。
スローになる映像とこの文章はとても印象的なシーンでした。他にも文章を引用したシーンがあるので、そこに注目して鑑賞してみるのも良いかもしれません。
絶妙な引用文が心に残る作品でした。