『アイムヒア/ I'M HERE』は、奇才スパイク・ジョーン監督の切なくも心温まるロボットピュアストーリー。

アイムヒア（2010年/アメリカ）/ I'M HERE / 監督：スパイク・ジョーンズ

奇才スパイク・ジョーンズの『I'M HERE』を観ました。公開されたのは2010年と少し前の作品ですけど、『her／世界でひとつの彼女』を観てなかったのでそろそろレンタルで出てるかなと思い調べてたら、検索にＨＩＴしてなぜかとても気になったので衝動的に鑑賞しました。

ストーリーはロボットとロボットの切なくも心温まる純愛ラブストーリー。短編作品なので作品時間は30分ほどの作品でした。最初観はじめた時は、なんか『NO MORE 映画泥棒』のフォルムに似てるなぁと思いフワァと観てたんですど、その切ない表情やロボットが浸透した社会なのに不当に扱われる主人公のロボットに吸い込まれていくかのようにストーリーが進み始めました。

そんな中で自由に生きる女性型ロボットと出会い、恋におち、いままで抑制していたロボットととしての生活から、より人間的な感情が生まれていく姿になんとも、ほっこりとするストーリー。

そして、切ないながらも感動するラストに、不意に鑑賞しただけにとても印象深い作品でした。たまには評価や事前の宣伝も頭に入っていない作品を鑑賞するのも良いものです。