映画『ソロモンの偽証 後篇』を観ての感想：オチよりも過程を楽しむ作品だった。

前篇を鑑賞して以降、公開が楽しみでしょうがなった後篇を公開直後に鑑賞してきた。

原作は読んでいないのでオチ（結末）などは全然知らない状況での鑑賞。おそらく原作を映像で超える作品というのは稀だと思うし、文章は創造力をＭＡＸに出来るので映画を楽しむため原作は読まないようにしています。前後篇と大作だったので後篇に壮大な結末を求めた人には少し物足りなさはあったかもしれないけど、十分に着地した状態の結末で満足でした。ネタバレになるので結末は書きませんけども。

この作品は生徒の演技を楽しむ作品。

とにかくメインで出演している生徒たちの演技が素晴らしい。透明感とメラメラと燃える意志の強さ、中学生ぐらいのころの青臭い感じなんかがビシバシと伝わってきた。生徒たちのキャストは、あまり見かけない人が多かったのでその点も純粋に作品にのめりこむことが出来て良かったです。

それにしても、宮部みゆき作品は面白いですね。